「Facebook」を運営するMetaは米国時間7月27日の第2四半期(4~6月)決算報告で、上場以来初めて売上高が減少したことを明らかにした。経済的な懸念が高まる中で広告売上高が減少した。同四半期の業績は、アナリスト予測にも届かなかった。
Metaの第2四半期売上高は288億ドルで、前年同期から1%減少した。アナリスト予測は289億ドルで、それをやや下回る結果となった。また、1株あたり利益は2.46ドルで、アナリスト予測の1株あたり2.56ドルに届かなかった。
Metaは、売上高の問題を相殺するためにコスト削減を試み、一部の雇用を停止していた。第3四半期に対する同社の見通しも、アナリスト予測を下回っている。Metaによる第3四半期売上高の見通しは、260~285億ドルで、アナリスト予測の305億ドルよりも低い。
広告市場が低迷する中で、Metaは、メタバースに対するビジョンの実現に向けて投資を続けている。しかし、仮想現実(VR)ヘッドセットやビデオチャットデバイスなどの製品への投資には、多額の資金が必要だ。同社のメタバース事業は第2四半期に、28億ドルの損失を計上している。
第2四半期に「Instagram」や「WhatsApp」などMetaのいずれかのアプリを使用したデイリーアクティブユーザー数は、28億8000万人で、前年同期比4%増だった。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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