「アイドルマスター」4年半ぶりの765AS単独ライブで見た“新たな始まりと未来へ繋ぐステージ” - (page 2)

 DAY2となる10日は、大まかな流れはDAY1を踏襲しつつも、楽曲は2曲を除いて一新したものに。注意事項の説明やオープニングムービーを経ての1曲目は、家庭用ゲーム「アイドルマスター スターリットシーズン」の追加楽曲として登場した、765ASが歌う最新曲でもある「IDOL☆HEART」。諦めず未来に向かって進んでいくことを表現する楽曲を、高らかに歌って幕開けとなった。

 それぞれがDAY2に向けた意気込みを挨拶で語り、またトークでは「IDOL☆HEART」を歌ったときに見せた、“指ハート”と呼ばれるハンドジェスチャーについて盛り上がる一幕も。

 「ラムネ色 青春」(長谷川さん、若林さん、釘宮さん、平田さん、原さん)では、ひまわり畑の映像を背景に歌えば、たかはしさんはあずさのソロ曲「zone of fortune」で、夏の清涼感とあずさが持つかわいらしさを伝えるように歌っていた。また、下田さんによる亜美のソロ曲「ポジティブシンカー!」では、プロデューサーさんたちを巻き込みつつ賑やかさを感じるステージを展開。オリジナルは響のソロ曲である「Pon De Beach」(中村さん、仁後さん、平田さん、沼倉さん)は、沼倉さんを含む4人でのステージに。そろってヘッドセットマイクを付けてのパフォーマンスや、場内でのウェーブで盛り上がっていた。

 トークパートでは、メンバーがそれぞれ今後の目標について語ることに。それぞれに個性的な目標が挙げられたなかでも、若林さんはまたみんな(765プロのメンバーとプロデューサーさん)に会いたいと、おそらくまたライブがしたいと思われる意向を示したほか、原さんは、セリフと歌がシームレスで行き来するミュージカルに挑戦したいことなどが挙げられていた。

 ライブの再開は「LEMONADE」(浅倉さん、たかはしさん)から。オリジナルメンバー2人による大人の空間を作り出しながら歌えば、釘宮さんは伊織のソロ曲「リゾラ」では、トロピカルな雰囲気と可愛らしい歌声でプロデューサーさんたちを魅了。仁後さんによるやよいのソロ曲「ピピカ・リリカ」ではステッキを手に登場し、振るとそれにあわせた演出も盛り込まれるなど、“かわいい魔法少女”がイメージできるようなステージが展開された。また、「マジで…!?」(今井さん、浅倉さん、平田さん、下田さん、沼倉さん、原さん)は、DAY1で歌ってないメンバーでの披露となり、それぞれがハッピを着て盛り上げに一役買っていた。

 DAY1に続いてシークレット出演の滝田さんが姿を見せ、歌ったのは小鳥のソロ曲「想い出は永遠に」。「翼」とともに、「朝焼けは黄金色」特装版付属のCDに収録されている楽曲で、穏やかな表情で語りかけるように歌声を響かせていた。また歌い終わったあとの挨拶で“アイドル・音無小鳥として立っている”とし、その喜びも語っていた。

 ステージには13人が勢ぞろいし、DAY1でも行っていた配信のアンケート機能を活用した企画コーナーを実施。今回は、765プロのメンバーがどっちを選ぶかを、会場や視聴しているプロデューサーさんが予想するというもので、こちらは見事に的中していた。

 ここからのライブパートでは、まず平田さんが真のソロ曲「Ever Sunny」で、凛々しさを感じる歌声をさわやかな曲調にのせて披露し、EDMナンバーの「Miracle Night」(今井さん、長谷川さん、沼倉さん)では、背景に星空や流れ星が映し出されるなかで、楽曲の世界観を表現していた。
 
 滝田さんは、小鳥のソロ曲「光」を披露。ゆっくりとコンサートライトが振られる光景のなか、バラード曲を優しい歌声で歌う。これに続いた、若林さんによる律子のソロ曲「灯」もバラード曲。若林さんが律子としての思いを強く込めていることが伝わるぐらいの歌声で、声が震える場面もあったが最後まで感情を込めて披露していた。

 トークパートでは、再度メンバーも目標を語っていくことに。ここでもさまざまな目標が挙がっていたなか、今井さんはDAY1で実現しなかった、仁後さんから他己紹介をしてほしいという希望を挙げると、早速実現。仁後さんは今井さんと初めて会ったとき、年下と勘違いをして接していたというエピソードを披露していた。

 ライブも終盤にさしかかったところで、「Honey Heartbeat」(中村さん、仁後さん、若林さん、たかはしさん、釘宮さん、下田さん)では、ラップを織り交ぜたダンスナンバーでさらなる盛り上げを図る。これに続いたのは、長谷川さんによる美希のソロ曲「Nostalgia」。ゲーム「アイドルマスター ワンフォーオール」で登場した楽曲のライブ初披露となり、ロックナンバーを熱唱。カットイン演出で一瞬見ることができた美希の姿にもしびれるものを感じられた。さらに原さんによる貴音のソロ曲「炎ノ鳥」では、扇子を手にして着物風衣装をまとい、和風ロック曲を力強い歌声でパフォーマンス。後のあいさつのなかで、扇子は「アイドルマスター ミリオンライブ! シアターデイズ」のユニット「花咲夜」を見て取り入れたという。

 浅倉さんは雪歩のソロ曲「Kosmos,Cosmos」を披露。雪歩の代表曲ともいえる楽曲を、浅倉さんが初めて雪歩役として登場した幕張イベントホールで、雪歩をほうふつとさせる柔らかな歌声を響かせていた。また下田さんは、亜美・真美の曲「スタ→トスタ→」では、真美の格好をしたダンサーとともにパフォーマンスをするという、ある種のサプライズなステージに。今井さんによる千早のソロ曲「目が逢う瞬間」では、切なさを感じさせる楽曲を今井さんの高く伸びていく歌声と、声の圧と呼べるような迫力を持って魅了するステージに。そしてソロやユニット曲のパートを締めくくるのは、中村さんによる春香のソロ曲「I'm yours」。スタンドマイクを手にした中村さんが、ステージのさまざまなところへ移動しながら、客席や配信のカメラに向かって歌声と気持ちを届けていた。

 DAY1と同様に、12人による「New Me, Continued」で一旦締めくくり。アンコールを求める拍手と各種情報の発表を経て、13人が登場。DAY2のアンコール1曲目は、劇場版「THE IDOLM@STER MOVIE 輝きの向こう側へ!」の主題歌にもなっていた「M@STERPIECE」。765AS+としての披露にどよめきが起き、カラフルに彩られたコンサートライトと力強い拍手も受けて、メンバー達は歌い上げていた。

 終わりのあいさつとして、ライブの振り返りや感謝の言葉とともに、またライブがしたいというような、未来に向けて意気込みも語られていた。そしてこの2日間を締めくくる曲として、「アイドルマスター」の原点と言える「THE IDOLM@STER」を披露。新たな始まりを宣言するかのように13人で歌っていた。

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