Oh my teethは7月20日、新規で矯正相談をしたいユーザーや既存ユーザーに向けて「口腔内Webカメラ」の提供を開始したと発表した。
同機能は、マウスピース矯正「Oh my teeth」を導入するクリニックのドクター(提携ドクター)によるアドバイス相談の正確性を高める目的で開発した機能だ。利用するにはOh my teeth公式LINEの追加が必要になる。
Oh my teethでは、新規で矯正相談をしたいユーザーだけでなく、既存ユーザーのマウスピースによる矯正が進捗通りに進んでいるかを、週次で提携ドクターがアドバイス相談を実施している。
アドバイスを適切に行うために、独自開発した専用アプリ(iOS/Android)または、ユーザーのカメラアプリを利用していたが、ユーザー側には専用アプリをインストールするハードルの高さや、写真をドクターに共有する手間、ドクターにはアドバイスをするためのデータが不足しているといった課題があったという。
そうした課題に対し、独自のWebカメラを開発することで口腔内写真をより簡単に精度高く撮影でき、その写真をもとにドクターもスピーディーにLINEでアドバイスができる仕組みを構築した。
なお、専用アプリではなく、LINEからブラウザを起動してそのまま完結するのが特徴だ。歯のガイドラインに沿って撮影することで、提携ドクターが判定しやすい写真が撮影できる。また、今夏には品質の低い画像(ピンボケや歯以外の写真など)を検出し、再撮影を促す機能の実装も予定している。
Oh my teethの開発責任者は、「開発期間は、過去に開発してきた機能などをよりアップデートしたことにより1カ月で実現できた。ユーザーへのシームレスな体験とドクターとの直接連携をテクノロジーで解決した。ぜひ多くの方に使ってみていただきたい」とコメントしている。
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