楽天モバイルは7月1日、東京電力パワーグリッド(東電PG)と、携帯電話基地局の建設事業を行う新会社「楽天モバイルインフラソリューション株式会社」を5月31日に設立し、7月1日から営業を開始したと発表した。
携帯電話基地局設備に関する設置仕様の開発と設置工事管理を担当。楽天モバイルのネットワーク拡大のため、公共アセットを有効活用するという。基地局のさらなる効率化と、安定的な通信環境提供への貢献を目指す。
楽天モバイルが51%、東電PGが49%を出資し、資本金は3億円。代表取締役には楽天モバイル代表取締役社長の矢澤俊介氏が就く。
楽天モバイルは、迅速にネットワーク構築を行うための選択肢のひとつとして、一部の電力アセットを活用して、携帯電話基地局を併設している。
今回の新会社設立により、4G、5Gネットワークの更なるエリア拡大と、基地局の高密度化を推進。安定的なサービス提供を目指し、通信インフラ整備を強化するという。既存の電力アセットの活用で、基地局整備におけるコスト効率を高められるとしている。
東電PGは、配電地上機器などの電力アセットを活用するインフラシェアリングに取り組んでおり、電力アセットの新たな社会貢献の可能性について検討している。今回の新会社を通じて、東電PGグループの保有するアセット、工事力、ノウハウを活用しながら、効率的な基地局設置サポートや設備投資抑制など、安定的な通信環境の実現に貢献していく。
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