NFTマーケットプレイスのOpenSeaは米国時間6月29日、ユーザーとニュースレター登録者の電子メールアドレスがダウンロードされて、「権限を持たない第三者」に共有されたことを明らかにした。OpenSeaの電子メール配信ベンダーであるCustomer.ioの従業員が、「従業員の権限を悪用して、(OpenSeaのアカウントから)電子メールアドレスをダウンロードして共有した」という。
「過去に電子メールアドレスをOpenSeaに共有したことがある人は、影響を受けたと考えてほしい」と、OpenSeaは述べた。またユーザーに対し、フィッシングメールに注意するよう警告した。
Customer.ioの広報担当者は米CNET宛ての電子メールで、同社はOpenSeaやフォレンジック調査会社とともに調査を進めており、情報を不正に流出させた疑いのある従業員の権限を一時的に停止した述べた。現時点では、今回の情報流出が他社に影響を与えたとはみていないという。
Non-Fungible Token(非代替性トークン)の頭字語であるNFTは、画像、動画、アート作品、さらにはツイートなど、一部の種類のデジタル資産に紐づけられたデジタルトークンだ。これらのトークンの所有権は通常、イーサリアムブロックチェーンに記録される。OpenSeaは、オークションハウスで芸術品やコレクションが売買されるのと同じように、人々が自分のNFTを売買できるマーケットプレイスを運営している。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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