アップルのクックCEO、ARについて「乞うご期待」と語る--ヘッドセットを示唆か

Ian Sherr (CNET News) 翻訳校正: 矢倉美登里 吉武稔夫 (ガリレオ)2022年06月24日 09時58分

 Appleの最高経営責任者(CEO)であるTim Cook氏は、かなり以前から拡張現実(AR)や仮想現実(VR)について語ってきた。そしてCook氏は今、同社から大きな動きが起ころうとしているかもしれないというシグナルを発し始めている。

「AR」と表示されたスマートフォン
提供:James Martin/CNET

 同氏は中国の国営メディアChina Daily(中国日報)のインタビューで、AR技術が消費者向け製品の分野で人気を得るために何が必要だと思うかという質問を受けた。これにに対して同氏は、ARにどれだけ期待しているかについてこれまで述べきた多くの発言を繰り返す一方で、「iPhone」と「iPad」の「App Store」で現在公開されている1万4000本の「ARKit」対応アプリに言及し、次のように述べた。「この技術は、進化する過程のまだごく初期段階にあると思う。この分野で目にしてきた機会について、最高にワクワクしている。これから何が出てくるか乞うご期待といったところだ」

 この回りくどい発言は、AppleがさらなるAR技術(特にヘッドセット)に取り組んでいるだけでなく、公然と注目を引くに値すると考えるに足るほど取り組みが進んでいることを示す、AppleのCEOからの特に強力なサインの1つだ。

 ただし、Appleがこうしたデバイスを実際に発表する時期は不明だ。同社はコメントの依頼にすぐには応じなかった。

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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