GMOインターネットは6月9日、新会社「GMO Web3株式会社」を設立する方針を6月6日に決定したと発表した。
新会社は、Web3ベンチャー支援に特化した、ハンズオン型コーポレートベンチャーキャピタル(CVC)になるという。
GMOインターネットグループは、1995年のインターネット事業開始以来、インターネットやITに関する革新的な技術研究や新規事業の展開を続けている。ブロックチェーン技術に関する研究、事業運営は2015年に開始している。
新会社には、GMOインターネットグループのWeb3ベンチャー支援機能を集約。継続して研究、事業運営を行ってきたブロックチェーン技術や、インターネット金融事業、暗号資産関連事業で培ってきた技術、ノウハウなどをWeb3ベンチャーへ提供する。
具体的には、ブロックチェーン技術、マイニング、暗号資産(仮想通貨)取引所、ステーブルコイン、NFTを事業化してきた経験豊富なエンジニアによる技術支援を実施する。
また、GMOサイバーセキュリティ byイエラエに所属するホワイトハッカーによるブロックチェーンのセキュリティ支援や、ベンチャーキャピタルとしての資金支援(出資)、上場ノウハウ支援、IEO(トークン販売)支援、融資による支援などを予定する。
これにより、国内Web3市場の活性化および、Web3ベンチャーの成長を促すとともに、Web3ベンチャーと同社グループをつなぐ“架け橋”としての役割も担うとしている。
今後は、6月下旬の会社設立に向け、GMOインターネットグループに所属するWeb3関連事業領域のプロフェッショナルと、ベンチャー企業経営、Web3関連事業領域に深い知見を持つ外部有識者による役員体制を構築する。
なお、GMOインターネット 代表取締役グループ代表の熊谷正寿氏を会長、同社 グループ投資戦略室長の内田朋宏氏を代表取締役社長候補として紹介している。
今後は、ミートアップによるピッチなども予定している。
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