Elon Musk氏が率いるSpaceXの衛星インターネットサービス「Starlink」は現在、米国とメキシコの大部分に加えて、カナダ、欧州、オーストラリア、ニュージーランドでもかなりの範囲をカバーしている。
SpaceXが公開した最新のマップによると、Starlinkは32カ国で利用できるという。マップ上で「AVAILABLE」(利用可能)となっている地域からサービスを申し込むと、「すぐに」Starlink端末が配送されるとSpaceXはツイートした。
Starlink is now available in 32 countries around the world. People ordering from areas marked “available” will have their Starlink shipped immediately → https://t.co/slZbTmHdml pic.twitter.com/CecM1pkf5D
— SpaceX (@SpaceX) May 13, 2022
サービス提供地域を示したこのマップを見ると、Starlinkは米国の大部分、カナダ南部、メキシコのほぼ全域、スカンジナビア諸国を除く欧州の大部分、南米の一部、オーストラリアの人口密集地域、ニュージーランドのほぼ全域で利用可能だ。
Starlinkは2月、速度とレイテンシーを改善した上位のプラン「Starlink Premium」を発表した。受信アンテナなど固定ハードウェアの価格は2500ドル(約32万円)で、これに50ドル(約6500円)の発送手数料がかかり、ブロードバンドサービスの料金は月額500ドル(約6万5000円)だ。Starlinkの標準プランは月額99ドル(約1万3000円)だったが、3月に月額110ドル(約1万4000円)に引き上げられ、端末の価格も499ドル(約6万5000円)から599ドル(約8万円)に引き上げられた。
日本は2022年第3四半期にサービス開始となっている。2023年第1四半期には、ノルウェー、スウェーデン、フィンランド、エストニア、アイスランド、グリーンランド、およびオーストラリア北半分の人口密度の低い地域でStarlinkが利用可能になる予定だ。さらに、2023年には東南アジア全域でもサービスを開始するとしている。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス