パナソニック、サプライチェーンマネジメント事業を上場へ--準備開始を発表

 パナソニック ホールディングスは5月11日、パナソニック コネクトが展開するサプライチェーンマネジメント(SCM)事業の株式上場に向けた準備を開始すると発表した。2021年に買収したサプライチェーン・ソフトウェアの専門企業であるBlue Yonderを中心とする新会社にて上場を果たす計画だ。

パナソニック ホールディングス グループCEOの楠見雄規氏(中央右)、グループCFOの梅田博和氏(右)、パナソニック コネク CEOの樋口泰行氏(中央左)、CSOの原田秀昭氏(左)
パナソニック ホールディングス グループCEOの楠見雄規氏(中央右)、グループCFOの梅田博和氏(右)、パナソニック コネク CEOの樋口泰行氏(中央左)、CSOの原田秀昭氏(左)

 株式上場に向けた準備の開始については、同日開催された取締役会で決定したもの。SCM事業については、事業特性・市場環境を考慮し、資本市場の力を借りてグローバルでの成長を加速させるために株式上場を行うことが最適と判断したとしている。

 上場時期や新会社の規模感については「あまり決まっていない段階。今回発表に至ったのは、上場準備のプロセスを進める上で、断片的な情報で記事化されることもあり得るので、より進みやすい形でコミュニケーションできるようにしたかった。これから詳細を詰めていく上でも多くの人に知恵を借りないといけない。秘密にしながらでは検討を前には進められないため、上場するのだという『腹ぐくり』をした時点で発表した」(パナソニック ホールディングス グループCEOの楠見雄規氏)とその経緯を話した。

 新会社については、Blue Yonderとプラスアルファになると想定され、パナソニック コネクトが成長事業と位置づける部分が中心となる予定。上場マーケットについては「まだ決めていない。日本以外の市場についても可能性として当然否定するものではない」(楠見氏)とコメントした。

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