Hyundai Motor(ヒョンデ)は、不整地も道路も移動可能なまったく新しいタイプの車両「Ultimate Mobility Vehicle(UMV)」などを開発するため、米国のモンタナ州に研究センター「New Horizons Studio(NHS)」を開設した。
UMVの一例として、ヒョンデは脚を使って動くロボットとタイヤで走る自動車を組み合わせたような移動手段のコンセプトデザイン「Hyundai Elevate」を挙げる。これは、脚に変形できるタイヤを備え、タイヤ走行モードと四足歩行モードを切り替えることが可能な電気自動車(EV)。道路では通常の自動車と同様にタイヤ走行で移動し、不整地など大きな段差やがれきの山を越える必要のある場合は四足歩行して移動し続けられる。
モンタナ州ボーズマンにあるモンタナ州立大学のキャンパス内に設けられたNHSは、まずUMVの開発に注力する。敷地が広大なうえ、周辺には多くのオフロードや山道があるので、UMVの試験に最適だという。
NHSでは、UMVの開発から試作、屋外試験を実施する。そのほかに、市場調査や素材開発、製造技術開発なども手がけていく。
研究センターとしての業務を6月に開始し、今後5年間で2000万ドル(約26億円)投資する計画。
Hyundai Elevateの紹介ビデオ(出典:ヒョンデ/YouTube)
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