ヤフーは4月27日、「iOS/Android」向けに提供する地図アプリ「Yahoo! MAP」の新機能として、「EV充電スポットマップ」の提供を開始した。
全国約2万カ所の電気自動車(EV)用充電スポットの場所や、充電料金などを確認できる。利用にあたっては、アプリを最新版にアップデートする必要がある。
日本政府は2020年、温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする「カーボンニュートラル」を2050年までに目指すことを宣言している。また、国内外の各自動車メーカーがEV販売台数の目標を掲げるなど、脱炭素化への取り組みが加速している。
日本政府はEVを普及させるための施策として、2030年をめどに急速充電器を約4倍の3万基まで増やすとしているが、EV用充電器はガソリンスタンドほど普及しておらず、EV用充電器が全車種共通規格ではないといった課題もあるという。
現状では、EVユーザーは目的地付近で使用できる充電スポットがあるか自身で探す必要があり、適した充電タイプかどうかも確認する必要があると指摘している。
新機能では、Yahoo! MAP内のEV充電スポットマップから、EV充電スポットの場所や充電タイプを地図上で確認可能。充電料金や営業時間、充電中に必要な駐車料金、事前連絡の必要有無などの詳細も確認できるという。
「充電したいけど、自分の車種に合った充電器がどこにあるかわからない」「充電器の場所はわかったが、実際行ってみると事前連絡が必要で使えなかった」などの課題を解決できるとしている。
なお、この機能はヤフーが提供するカーナビアプリ「Yahoo!カーナビ」でも同様に利用できる。
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