ブイキューブは4月18日、フィジタルリアリティ(フィジカル+デジタル)なメタバース体験を実現する個室型VR空間「メタキューブ」のコンセプトモデルを発表した。
メタキューブは、防音個室ブース「テレキューブ」室内の壁面に映像コンテンツを投影することで、ゴーグル型VRデバイスなどを装着せず、臨場感あふれるVR・メタバース空間を体感できるシステム。
専用機器の準備が不要かつ、顔に触れる機器の使い回しがないため、ゴーグルによるVR酔いが少なく、誰でも簡単に利用できるのが特徴だという。これにより、メタバース体験へのハードルを下げることが期待できるとしている。
加えて、複数人対応の個室ブースを利用することで、複数人で同時に同じコンテンツ体験が可能だという。
また、コンセプトモデルにおいては、360度カメラで撮影した静止画や動画、BIMモデルなどのCG画像だけでなく、遠隔地の映像をリアルタイムで表示することも可能。
同社では、利用者同士がメタキューブ内で相互にコミュニケーションを取りながら、不動産や観光などの遠隔案内サービス、体験型エンタメコンテンツやアミューズメント向けアトラクションコンテンツ、自転車型トレーニングマシンなどを設置したVRジムといった、コンテンツでの使用を想定している。
同社は、メタキューブの実用化に向けた概念実証(PoC)として、コンセプトモデルを活用したサービス開発を共同で行うコンテンツパートナー企業を募集している。今後、各領域の概念実証パートナーとコンテンツ開発を進め、ビジネスシーンや消費者に対して新たな価値提供を行えるフィジタルリアリティ体験を創造していく予定。
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