特殊冷凍テクノロジーを活用した「Freezing as a Service」(Faas)を展開するデイブレイクは3月25日、Microsoft Corporationが提供するスタートアップ支援プログラム「Microsoft for Startups」に採択されたと発表した。
Microsoft for Startupsは、世界140カ国以上でグローバル展開されているスタートアップ支援プログラム。独自のイノベーティブなテクニカルソリューションを持つスタートアップ企業の成長促進を目的としている。
選定されたスタートアップ企業は、クラウド コンピューティング サービス「Microsoft Azure」をはじめ、パートナーネットワークを活用した事業拡大に適した専用のリソースが提供されるという。
同社は、今回の採択を受け、特殊冷凍機「アートロックフリーザー」のIoT化をはじめとするFaasのプラットフォーム強化に取り組むという。
アートロックフリーザーのIoT化では、クラウドを活用した冷凍庫内のリアルタイムモニタリングやAIによる自動運転モード、コネクテッドサービスの提供、凍結データのビッグデータ処理などの機能および、サービスの開発に着手する。
また、これまで同社が蓄積してきた食材研究データと掛け合わせ、よりカスタマーファーストなサービスの実装を目指す。
加えて、冷凍ソリューションのDX化の一環として、ヘッドマウントディスプレイ方式のMixed Reality(複合現実)ウェアラブルコンピュータ「Hololens」を活用した、リモートメンテナンスサービスや冷凍オペレーションのリモート設計(工場レイアウトや工程の設計)などを計画しているという。
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