アキサポとADDressが連携、空き家を多拠点居住地に

 ジェクトワンは3月24日、日本全国の空き家問題の解決に向けて、アドレスと連携を開始したと発表。3月21日に、連携第1弾となる「ADDress 武蔵境A邸」をオープンした。

アキサポとADDressが連携
アキサポとADDressが連携

 ジェクトワンは、2016年から首都圏を中心に、空き家を物件特性や地域のニーズに合わせてリノベーションし再生する空き家活用事業「アキサポ」を展開。2021年6月からは、同サービスの全国展開を目的に、事業者とパートナー提携する「アキサポネット」を発足した。

 一方のアドレスは、定額制で全国の家に住める多拠点コリビング(co-living)サービス「ADDress」を展開。多拠点居住を通じ、全国活性化および日本中のコミュニティに新たな関係をつくるライフプラットフォームを提供している。

 これまで、アドレスの物件登録は、物件オーナーとADDress間で物件の転貸借(サブリース)契約を結ぶ形であった。今回の連携では、ジェクトワンが物件オーナーとの窓口対応、および物件の借上げを行い、ジェクトワンとアドレス間で転貸借契約を結ぶ。

 さらに、アキサポサービスにより、外壁、屋根、ファサードサッシ、内部解体、電気工事、給湯器交換等のリノベーション工事と、家具・家電費用をジェクトワンが負担し、アドレスは内装工事とインテリアデザインを行う。

連携イメージ
連携イメージ
リノベーション前(左)とリノベーション後(右)
リノベーション前(左)とリノベーション後(右)

 オーナーは、物件のリノベーション工事や家具・家電費用の負担がなく、空き家をアドレスに登録することが可能。また、ジェクトワンがオーナーとの窓口となることで、アキサポのこれまでのノウハウを活用し、より地域に根差した活用方法の提案が可能になるとしている。

 連携の第1弾として、3月21日に「ADDress 武蔵境A邸」をオープン。本物件のある三鷹市井口は、JR中央線「武蔵境」駅のほか、「東小金井」駅、西武鉄道「新小金井」駅と計3つの最寄り駅があり、JR中央線を利用すれば、新宿や東京まで乗り換え無しで行けるアクセス性を持つ。ADDressとしては初の三鷹市内の物件登録だ。

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