ネクストミーツは3月17日、同社の代替肉商品「NEXTカルビ1.1」「NEXTハラミ1.1」「NEXTカルビ2.0」「NEXT牛丼1.2」の4商品について、卸売価格を約28%~30%程度引き下げると発表した。
公式オンラインショップではすでに価格を引き下げており、その他流通先では4月1日から適用される。
同社によると、輸入牛肉の価格が高騰する「ミートショック」の影響を受け、ここ最近牛丼チェーンやステーキ店、スーパーなど至るところで値上がりしているという。米国産の冷凍バラ肉の卸売価格(kg)は、1月時点で1000円を超えており、前年同月比で約52%増となっている。
一方で、気候変動問題や食糧問題への危機意識、健康意識の高まりから需要が急速に拡大している代替肉だが、価格の高さを気にする割合が20%弱という結果が出ており、価格が購入障壁のひとつとなっている。
そこで同社は、代替肉の主力4商品について、卸売価格の引き下げを決定。NEXTカルビ1.1、NEXTハラミ1.1、NEXTカルビ2.0のNEXT焼肉シリーズについては約28%(公式オンラインショップでは約23%)、NEXT牛丼1.2は約30%(同約20%)の引き下げとなる。
同社では、ミートショックが消費者の生活に大きな打撃を与えている中、今回の価格引き下げにより、全国のスーパーでの取り扱いが拡大し、消費者がより手に取りやすい状況となることを期待しているという。
加えて、代替肉が価格面で食肉を逆転し、当たり前の食(第四の肉)となる「パラダイムシフト」への大きな一歩になることを目指す。
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