ウォルト・ディズニー・ジャパンは3月10日、日本テレビホールディングスと戦略的協業に関する合意書を結んだと発表した。4月期ドラマ「金田一少年の事件簿」を「Disney+(ディズニープラス)」で初めて国内外へ配信する。
今回の合意には、両社によるコンテンツの共同制作や、両社が持つコンテンツ資産をそれぞれのプラットフォーム上で活用するという協業体制の構築などが含まれているとのこと。Disney+で国内外へ配信する金田一少年の事件簿は、日本テレビ系地上波連続ドラマとしては、初の世界配信になるという。
ウォルト・ディズニー・ジャパン 代表取締役社長のCarol Choi (キャロル・チョイ)氏は、「ディズニーがローカルコンテンツ制作の世界に進出する中、戦略的パートナーの1社である日本テレビとの協業を拡大し、アジア太平洋地域の視聴者に大変人気のある作品から始めることができることをうれしく思っている。ディズニーにとって、これはまさに最適な取り組み。ディズニーは今後も、日本のクリエイターと長期的な協力関係を築き、世界最高の物語と日本の優れた作品をグローバルな舞台へとお届けしていく」とコメントした。
日本テレビホールディングス 代表取締役社長の杉山美邦氏は「ディズニーは世界のエンターテインメント界をリードする企業であり、長年、日曜ロードショーでのディズニー作品の放送をはじめ、多くのビジネスで協力し合ってきた重要なパートナー。その関係をさらに発展させ、両社共同で世界展開できることを大変うれしく思う。両社のクリエイティブ力と発信力、ブランド力を活用し、日本発のコンテンツを世界中の視聴者に届けられることを楽しみにしている」とした。
日本テレビホールディングスは、日本テレビ放送網が主体となって事業を展開しているストリーミング配信大手のHuluも保有している。
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