MESONは3月4日、NTTドコモが発売する新型AR(拡張現実)グラス「Nreal Air」向けの2つの製品デモ体験用アプリを、共同で開発したと発表した。
2つのデモ体験用アプリは、「Nreal Air」向けに開発された日本初の“日本Nreal公認ARアプリ”となる。それぞれ「リモートワーク」と「地域観光」をテーマにしており、ARを利用したリモートコミュニケーション体験や、ペーパーレスで手軽に観光地を巡っているかのような体験が楽しめるという。
「リモートワーク」をテーマとするAR体験では、360度の空間にデジタルの付箋や画像、動画情報の貼り付けが可能。ひとりでアイデア出しをするセルフブレインストーミングや、複数人のディスカッションができるAR空間として設計したという。ARを通じてより便利かつ、効率的に仕事を楽しみながら、次世代の働き方を疑似的に体験できる内容になっている。
また、「地域観光」をテーマにしたAR体験では、都市部のみだけでなく、地方も含めて落ち込んでしまった観光産業を盛り上げることを念頭に設計したという。
周囲360度に観光スポット情報を表示し、目的地までARが示すナビゲーションに従ってスムーズに移動が可能。観光地と出会うまでの一連のフローを、疑似的に楽しめる内容になっている。
2つのデモ体験用アプリは、期間限定で全国のドコモショップ約100店舗に設置される体験コーナーで順次体験が可能。また、体験コーナーは、予約不要で誰でも無料で利用できるという。
MESONでは、今回のデモ体験用アプリを通じ、Nreal Air本体の日本市場普及および、AR分野そのものの市場認知を目指す予定。今後は、体験用アプリの実用化も踏まえ、実際の仕事のシーンや観光地でも使えるようにサービス内容のアップデートを図るという。
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