サムスンは、スペインのバルセロナで開催されるモバイル見本市Mobile World Congress(MWC)開幕前日の現地時間2月27日、新型ノートPC「Galaxy Book2 Pro」と2in1デバイス「Galaxy Book2 Pro 360」、および標準モデルの「Galaxy Book2 360」と企業向けの「Galaxy Book2 Business」を発表した。
サムスンはIntelおよびMicrosoftと協力し、Galaxy Book2 Proシリーズが他のGalaxyデバイスやソフトウェアとシームレスに連携できるようにした。同シリーズはワイヤレスイヤホン「Galaxy Buds」に自動接続できるほか、「Galaxy Tab S8」をワイヤレスのサブディスプレイとして使用したり、Galaxyスマートフォンからモバイルアプリを実行したりできる。
Galaxy Book2 Proシリーズでは、Galaxyアカウントでシングルサインオン(SSO)すれば、どのデバイスでもアプリ、設定、コンテンツにアクセスできる。Microsoft の「Your Phone(スマホ同期)」アプリを使うと、スマートフォンで最後に使用したアプリを確認できる。筆者が気に入っている追加機能は、ファイルへのリンクに有効期限を設定したりアクセスを無効にしたりできるファイル共有機能「Private Share」と、ノートPCのキーボードやタッチパッドを使ってGalaxy Tab S8で入力や画面移動を操作できる「Samsung Multi Control」の2つだ。
Galaxy Book2 Proシリーズは、Microsoftの高セキュリティ要件「Secured-Core PC」にデフォルトで対応した初のコンシューマーPCとなる。ユーザーは企業向けビジネスノートPCとほぼ同じレベルの保護機能を利用できる。
Galaxy Book2 Proおよびタッチスクリーンと360度のヒンジを備えたGalaxy Book2 Pro 360は、いずれも13.3インチと15.6インチの2サイズで登場し、16:9のディスプレイ比率に統一されている。いずれも1080pのAMOLED(Galaxy Book2 Pro 360はSuper AMOLED)タッチスクリーンを搭載。Pro 360はサムスンの「Sペン」に対応している。
両モデルはIntelの第12世代「Core i5」または「Core i7」プロセッサーを搭載しており、メモリー容量は最大で32GB、SSDストレージ容量は最大で1TBだ。ディスクリートグラフィックスが必要な場合、15.6インチのGalaxy Book2 Proのみ「Intel Arc」GPUを選択できる。両モデルとも1回の充電で最大21時間の動画再生が可能で、付属の65WのUSB Type-C充電器ですばやく充電できる。
1080pのウェブカメラを搭載しており、87度の視野を実現している。「Studio Mode」はオートフレーミング機能に対応した。
Galaxy Book2 ProおよびGalaxyBook 2 Pro 360は4月1日に発売予定で、3月18日から予約可能だ。Galaxy Book 2 Proは1049.99ドル(約12万円)で、グラファイトとシルバーのカラーが用意されている。GalaxyBook2 Pro 360は、1249.99ドル(約14万円)からで色はバーガンディ、グラファイト、シルバーの3色だ。
Galaxy Book2 360(Proモデルでない方)は13.3インチモデルのみで、4月1日に899.99ドル(約10万円)で発売予定だ。このモデルも第12世代のIntelプロセッサーとAMOLEDを搭載しており、Sペンに対応している。Galaxy Book2 Businessは14インチのディスプレイを搭載し、Intelの「vPro」に対応している。発売は4月で、価格は未定だ。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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