「ラブライブ!サンシャイン!!」Aqours 6thライブ OCEAN STAGEで見た“ドームに帰って来た姿” - (page 2)

 そんな幕間を経て歌われたのは「Aqours Pirates Desire」。9人は黒の海賊風の旗を手に、オリジナルの新衣装をまとって登場。これまでのライブで着ていたステージ衣装からはイメージを一新し、黒を基調にピンクもあしらわれているというファッションショーさながらの大人びた服装と言えるような衣装で、ダークな雰囲気を醸し出す曲調も相まって、カッコよさとセクシーさが全開といえるステージに。終盤ではセンターステージにひとり立つ斉藤さんが、巨大な旗を手に力強く振り回すフラッグパフォーマンスを披露。高々と旗を掲げる斉藤さんの姿もあわせて印象的なものとなっていた。

「Aqours Pirates Desire」
「Aqours Pirates Desire」
「Aqours Pirates Desire」
「Aqours Pirates Desire」
渡辺 曜役の斉藤朱夏さん
渡辺 曜役の斉藤朱夏さん

 続けて「Daydream Warrior」と「君の瞳を巡る冒険」を披露。ライトも赤を多用し、曲調とキレのあるダンスパフォーマンス、新衣装も相まってAqoursが持つカッコよさを際立たせるような光景となっていた。こと「君の瞳を巡る冒険」の曲中では、高槻さんが降幡さんを後ろからハグするような“熱い”シーンもあり、盛り上がりを見せていた。トークでも新衣装の話題が挙がり、こうした衣装を9人そろって着るのは珍しいということをはじめ、カッコよさがあることやいつもと違う華やかさがあるということが話されていた。

 ライブは続き、歌ったのは「恋になりたいAQUARIUM」と「WATER BLUE NEW WORLD」。これまでもライブで披露され、どちらもアニメPVとのシンクロパフォーマンスを展開したが、オリジナルの新衣装のままでのステージとなっていたことから、ステージはアニメPVの世界観の再現というよりも、メンバーたちが成長して大人になった姿でかつての曲を歌っている感覚になるような、新鮮かつイメージが膨らむものとなっていた。

 2度目となる幕間のロックアレンジメドレーを経て、TVアニメ1期オープニングテーマである「青空Jumping Heart」のパフォーマンスに。Aqoursのライブでは何度も歌われてきた定番曲で、同曲のアニメPVでメンバーが着用している衣装で9人もステージに。一見見慣れた光景でもあったが、後のトークで、キラキラ光る素材を使った“新青ジャン衣装”を着用していたことが触れられており、その衣装も含めて輝きを放つ姿を見せていた。そして「冒険Type A, B, C!!」と「Aqours☆HEROES」ではゴンドラに乗り込み、新衣装をたくさんのファンにお披露目するかのように場内を移動しながら歌っていた。

「青空Jumping Heart」
「青空Jumping Heart」
「青空Jumping Heart」
「青空Jumping Heart」
「青空Jumping Heart」
「青空Jumping Heart」
高海千歌役の伊波杏樹さん
高海千歌役の伊波杏樹さん

 前述した新青ジャン衣装の話題などのトークを経て、ライブが残り2曲であることを告げると、客席からはコンサートライトで「×」を作って名残惜しさを示す。そのなかで歌われたのは「涙×(なみだじゃない)」。過ぎ行く日々を惜しみつつ未来に向けて踏み出すことを示す楽曲を、情感込めて歌っていた。

 そして本編締めくくりとして歌われたのは「MIRAI TICKET」。これはTVアニメ1期において、Aqoursが名古屋で行われたスクールアイドルの祭典「ラブライブ!」地方予選で披露した楽曲。9人はアニメPVのメンバーとともにパフォーマンスし、コンサートライトの海が広がっているなかで歌っている光景も含めて、TVアニメの世界観に浸れるものとなっていた。

 一旦締めくくりとなったが、アンコールを求めるクラップやコンサートライトを「A」の形にして振る姿、何より5thライブで見たような、スタンドとアリーナの全観客がコンサートライトの色をきれいに使い分けて、虹のようにメンバーのイメージカラーで彩る光景も広がっていた。そのなかで9人がライブTシャツを着て登場。アンコールとして、「ラブライブ!シリーズのオールナイトニッポンGOLD」タイアップ企画スプリットシングルとして、ラジオをテーマに制作された「not ALONE not HITORI」を披露。“ひとりじゃない”ことを伝えるように歌声を響かせ、最後は9人が手をつないで寄り添っていた。

客席一面に広がった“9色の虹”
客席一面に広がった“9色の虹”
国木田花丸役の高槻かなこさん
国木田花丸役の高槻かなこさん
黒澤ルビィ役の降幡 愛さん(左)と、逢田さん(右)
黒澤ルビィ役の降幡 愛さん(左)と、逢田さん(右)

 終わりの挨拶では、会場に集まったファンや配信で視聴していたファンに向けて感謝の言葉を送り、ライブの感想を語ってた。そんななかで、逢田さんからは、次のSUNNY STAGEについて「セットリストが結構変わるかもしれない……」と、気になる発言も飛び出し、さらに伊波さんも同調するなど期待を膨らませるなか、SUNNY STAGEに向けた意気込みもそれぞれに語られていた。そしてアンコールでの最後の曲は、「KU-RU-KU-RU Cruller!」のカップリング曲である「SUKI for you, DREAM for you!」。ステージの隅々までに9人が“好き”を伝えながら軽快に歌い、楽しい気持ちで包み込みながら締めくくった。

 これまでも見てきた、大規模会場でもステージまでの遠さを感じさせない迫力のあるパフォーマンスは健在で、そのなかでオリジナルの新衣装で大人びた姿を見せるといった新要素とも言えるものもあり、全編通して熱いライブと感じられたのが率直な感想としてある。久々のドームライブとなったが、広大なコンサートライトのなかでパフォーマンスをするAqoursが帰ってきたと感じられるものとなっていた。そのことを思いつつ、これまで幾度もライブを行ってきたベルーナドームでのステージも、期待が高まるものと思えた次第だ。

 なお、Day.2公演におけるアーカイブ配信について、機材トラブルにより配信期間が変更。2月22日からの配信となり、期間は2月28日23時59分までを予定(※Day.1公演のアーカイブ配信ならびに販売はすでに終了)。そのほか詳細は、特設サイトに記載されている。

(C)2017 プロジェクトラブライブ!サンシャイン!!

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