2021年の世界スマホ市場、折りたたみ式は710万台で全体の0.5%--ニッチだが急成長

 IDCは、世界スマートフォン市場に関する調査結果を発表した。2021年の出荷台数は13億4890万台。そのうち折りたたみ式(フォルダブル)スマートフォンは710万台で、前年の190万台に比べ264.3%以上の増加。

 折りたたみ式スマートフォンの出荷は増加し続け、2025年には2760万台、市場規模は290億ドル(約3兆3408億円)へ拡大すると見込む。2020年から2025年にかけての年平均成長率(CAGR)は69.9%。一方、非折りたたみ式スマートフォンの出荷台数は14億9130万台、CAGRは3.1%と予測した。

 成長著しい折りたたみ式だが、スマートフォン市場全体に対する出荷台数ベースのシェアは、2021年が0.5%、2025年が1.8%と小さい。ただし、既存スマートフォンとの違いが一目瞭然なので、消費者からの注目度は高く、メーカーにとっては大きなチャンスだという。企業向け分野でも、従来のスマートフォンとタブレットの両方を置き換える可能性があると期待されている。

 2021年と2025年の出荷台数、出荷台数ベースの市場シェアなどは以下のとおり。

●折りたたみ式
  • 出荷台数(2021年):710万台(市場シェア:0.5%)
  • 出荷台数(2025年):2760万台(市場シェア:1.8%)
  • CAGR:69.9%
●非折りたたみ式
  • 出荷台数(2021年):13億4180万台(市場シェア:99.5%)
  • 出荷台数(2025年):14億9130万台(市場シェア:98.2%)
  • CAGR:3.1%
●合計
  • 出荷台数(2021年):13億4890万台
  • 出荷台数(2025年):15億1890万台
  • CAGR:3.5%

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