米国のFORMが、ピックアップトラック型の電気自動車(EV)「Tesla Cybertruck」で運搬可能な折り畳み式のキャンピングハウス「FORM Camper」を発表した。
FORM Camperは、折り畳むとほぼ直方体のコンパクトな形になり、Cybertruckのほか「Ford F150」や「Chevrolet Silverado」など一般的なピックアップトラックの荷台に載せて運べる。乾燥重量は約1000ポンド(約454kg)、飲料水などを入れた状態の重さは約1300ポンド(約590kg)。
展開して組み立てると、内部に寝室やキッチン、シャワー室などを確保できる。床面積は、寝室が38平方フィート(約3.5平方メートル)、その他フロアが33平方フィート(約3.1平方メートル)。さらに、横にナイロン製の屋根を張ることで、片方で62平方フィート(約5.8平方メートル)、両方合せ124平方フィート(約11.5平方メートル)の濡れない空間が作れる。
調理器具や冷蔵庫、家具、シャワーなどは、最初から備え付けられている。キッチンは、外側からも使える構造で、アウトドア活動の際に便利だろう。
調理などに使える水は50ガロン(約189リットル)搭載でき、使用済み水を処理することで実質100ガロン(約379リットル)の水が使える。これに加え、飲み水などには使えない中水も50ガロン搭載可能。
太陽光発電パネルも備え、電力を容量300Ahのリチウムイオンバッテリーに充電できる。そのため、Cybertruckのバッテリーを使わずに済む。
現在、当初製造する500個分の購入予約を受付中。販売価格は6万9500ドル(約802万円)だが、早期割引適用により4万9500ドル(約571万円)から申し込める。
なお、Cybertruckの生産開始は当初の計画から遅れている。
FORM Camperの紹介ビデオ(出典:FORM/YouTube)
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