2021年には、世界中で多くの人が、愛、あるいはそれに準ずるものを見つけるためにかなりの金額を費やしたようだ。
アプリ市場分析を手がけるApp Annieが米国時間2月14日に公開したレポートによれば、マッチングアプリに対する消費者支出は、2021年に世界全体で42億ドル(約4850億円)に達し、前年比で30%増加した。なかでも、最大の勝者となったアプリはTinderだ。Match Groupが所有するTinderは、世界で最もダウンロードされたマッチングアプリで、その消費者支出額は13億5000万ドル(約1560億円)と、前年から35%増加したという。
App Annieはマッチングアプリ市場が成長した要因として、新型コロナウイルスの世界的流行でバーやレストランなどのスポットに出かけられない状況を埋め合わせようとするアプリの取り組みを挙げている。
このレポートでは、「バーやクラブが閉鎖され、人々はバーチャルな出会いの場に引き寄せられている」としつつ、「オンラインで良さそうな相手を見つけたものの、次のステップに踏み出したり実際に会ったりできない人々はどうすればいいのだろうか」とも指摘している。
このレポートによれば、マッチングアプリ各社はこの状況に甘んじているわけではない。例えばTinderは、趣味や嗜好に関する簡単な質問に答えてマッチングに役立てる「Vibes」や、スワイプ操作によってストーリーが変化するインタラクティブなドラマ「SWIPE NIGHT」など、オンラインでの交流を促す機能に力を入れている。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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