スマートホテルソリューションズは2月10日、島根県隠岐郡海士町で、地域の施設が顔パス決済できる実証実験を開始した。入島時に顔認証チェックインすると宿泊施設やおみやげもの屋で顔パス決済が可能だ。
島根県隠岐郡海士町は、人口約2250人の島。実証実験では、島内の入り口に当たる海士町観光協会に顔認証を行うタブレット端末を設置し、島内周辺の施設にも導入。来島者は宿泊施設のほか、海士町のおみやげもの屋、レストランに設置されたタブレット端末内にある「スマートホテルマネージャー」の顔認証機能を使って、顔パス決済(顔認証決済)が可能になる。決済された分は、合計金額を島内から出る際に海士町観光協会でまとめて支払う。
スマートホテルマネージャーは、スマートホテルソリューションズが運営するブランドホステルbnb+で、顔認証によるチェックイン、チェックアウトと支払いができるシステム。2021年からから石川県白山市白峰地域で地域の宿泊施設をハブとし顔認証を用いた地域観光プラットフォームの開発に取り組んでいる。
今回の実証実験では、エリア一帯の施設を連携させ、地方でのシステムの導入事例を増やし、地域と観光が共存するような地域観光モデルの実現を目指していくとしている。
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