NearMeと第一交通産業グループは2月1日、北九州市周辺~北九州空港間において、相乗りの空港送迎サービス「スマートシャトル」の実証実験を開始すると発表した。同日から28日まで実施する。
オンラインによる事前予約制を採用し、利用する場合は前日18時までに専用サイトでの予約が必要。オンライン決済のためチケットは不要で、飛行機が遅延、キャンセルとなった場合は利用できず、料金請求もない。
発着点は、北九州空港と、北九州市内の小倉北区、小倉南区、門司区の3区、また京都郡苅田町の指定箇所。
利用料金は、北九州空港~小倉北区、小倉南区、苅田町は大人1980円、荷物料金500円。北九州空港~門司区は大人2980円、荷物料金500円。各エリア内であれば乗降車場所問わず定額で、大人1人につき12歳未満の子供が2人まで半額になる。
北九州市は、令和2年7月に国の「スタートアップ・エコシステム推進拠点都市」に選定され、 環境、ロボット、DXの3分野を中心とした新たな産業の創出と、ビジネスによるSDGs未来都市の実現を目指している。
今回の実験はその一環として、スタートアップの支援をさらに強化するために立ち上げた「スタートアップSDGsイノベーショントライアル事業(実証支援事業)」で公募、採択されたものとなる。
NearMeは、独自のAIを活用してハイヤーやタクシーの相乗りにおけるルーティングを最適化、自宅やホテルと空港をドアツードアで結ぶスマートシャトル「nearMe.Airport」を、11の空港(羽田、成田、伊丹、関西、新千歳、中部、福岡、那覇、青森、南紀、白浜、北九州)で運用してきた。
また、九州においては通勤シャトルとして、トヨタ九州と連携。宮田工場、福岡空港、九州の指定各エリアでの送迎を実施している。
今回の実験後、エリアの需要を検証し、正式ローンチに向けて検討するとしている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス