ショート動画プラットフォームのTikTokは米国時間1月27日、アプリでホロコーストやユダヤ人コミュニティー、反ユダヤ主義について信頼できる情報を見つけやすくすると発表した。
「ホロコーストの生存者」などホロコーストに関するキーワードで検索すると、世界ユダヤ人会議と国連教育科学文化機関(UNESCO)が作成したウェブサイト「aboutholocaust.org」へのリンクを含むバナーが表示される。バナーには、「憎悪や誤情報の拡散を防ぐために、信頼できる情報源を参照することを忘れないでください」と記載されている。TikTokの規則に違反するホロコースト関連のキーワードで検索した場合にも、このバナーが表示されるという。今後数カ月の間に、ホロコーストに関連するハッシュタグを使っている動画の下部にも、同様の情報が表示される予定だ。また、「#Holocaust」などのハッシュタグを検索すると、「aboutholocaust.org」を訪問するよう推奨される。
TikTokの公共政策担当ディレクターEric Ebenstein氏と政府関係担当ディレクターElizabeth Kanter氏は発表の中で、「教育は憎悪に対抗する最も強力な方法の1つだ」と述べた。
1月27日は「ホロコースト犠牲者を想起する国際デー」とされている。1945年のこの日、アウシュヴィッツ=ビルケナウ強制収容所が解放された。
TikTokは、「あらゆる形の反ユダヤ主義を非難する」として、テクノロジーと人間のモデレーターを使い、ホロコーストを否定するコンテンツやユダヤ人に向けたあらゆる形のヘイトスピーチの投稿を含め、反ユダヤ主義のコンテンツやアカウントを削除するとしている。
TikTokの「Discover」ページでも、ホロコーストや反ユダヤ主義について、クリエイターによる教育的なコンテンツを閲覧できるという。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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