周回軌道上で映画やテレビ番組を撮影できる宇宙スタジオ「SEE-1」--2024年中に運用開始

 英国のSpace Entertainment Enterprise(S.E.E.)は、地球周回軌道上での映像コンテンツ撮影などに使える“宇宙スタジオ”「SEE-1」を実現させると発表した。2024年の終わりごろに打ち上げ、同年12月に運用を開始する計画。

ISSにドッキングして運用開始(出典:S.E.E.)
ISSにドッキングして運用開始(出典:S.E.E.)

 SEE-1は、映画やテレビ番組の撮影、ライブ配信のほか、スポーツやエンターテインメントといったことに利用可能な多目的宇宙モジュール。低い高度で地球を周回する地球低軌道上に位置するため、微小重力という特殊な環境を映像制作などに使える。SEE-1の建造は、宇宙旅行サービスを手がけるAxiom Spaceが担当する。

 打ち上げられたSEE-1は、まず国際宇宙ステーション(ISS)に接続されているAxiomの商用宇宙ステーション「Axiom Station」とドッキングする。この状態で運用し、2028年にAxiom StationとともにISSから切り離す予定。

ISSから切り離されたAxiom StationとSEE-1(出典:S.E.E.)
ISSから切り離されたAxiom StationとSEE-1(出典:S.E.E.)

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