Kyashは12月23日、フリーランスやギグワーカーに報酬や売上金などを支払う法人向けに、「Kyash法人送金サービス」の提供を開始したと発表した。
フリーランスやギグワーカーは、デジタルウォレットアプリ「Kyash」を通じて、携帯電話番号のみで報酬や売上金を受け取れるようになる。
同社によると、柔軟な働き方が進む欧米での調査では、ギグワーカーのうち89%はリアルタイムな報酬へのアクセスを望んでいるという。
国内でもコロナ禍における労働や雇用の多様化により、2021年はフリーランスやギグワーカーの人口、経済規模ともに過去最高の数字となったが、一方で収入の安定は自由な働き方をするうえで大きな障壁となっている。
そこで同社は、大規模イベントへの送金システムとしての導入を契機に、従来までの銀行振込と比較して迅速かつ柔軟な資金アクセスの提供に向け、法人送金サービスを開発した。
法人送金サービスは、資金移動業サービスの一環として提供するもので、受け取った残高を現金としてATMで出金したり、同社が発行する「Visaカード」を通じて世界中の店舗で決済したりできる。
なお、デリバリー&テイクアウトアプリ「menu」への導入が決定している。同日からデリバリー機能の配達員への報酬支払い手段として採用している。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス