有機ELディスプレイパネルの生産で知られるLG Displayは、CES 2022で披露する2つのコンセプト製品を発表した。
1つ目は基本的にはスクリーン付きの椅子だ。同社はこのコンセプトを「Media Chair」と呼んでいる。弧を描くフレームの中に玉座のような座席が収まっており、後ろに傾けることができる。しかし、最も素晴らしい特徴はそのスクリーンだ。55インチの有機ELディスプレイで、ユーザーにとって最適な角度で湾曲しているという。
アームレストに組み込まれたディスプレイのボタンをタッチすることにより、一般的な水平(横向き)モードと垂直(縦向き)モードを切り替えることができる。この点はサムスン製のテレビ「The Sero」に少し似ている。ディスプレイには同社独自の音響技術も内蔵されている。
2つ目のコンセプト製品「Virtual Ride」も、湾曲した柔軟な有機ELパネルを特徴としている。Virtual Rideは固定式のエクササイズバイクで、前方の直立した有機ELディスプレイによって、使用者を仮想世界で囲むように設計されている。つまり、エアロバイク「Peloton」に、はるかに大型で高性能なディスプレイを付けたものだといえる。画面は55インチの有期ELディスプレイ3枚で構成されており、使用者の前面と上部で湾曲している。同社によると、使用者は本当に森やストリートでサイクリングしているかのように感じられるという。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
住環境に求められる「安心、安全、快適」
を可視化するための“ものさし”とは?