Meta(旧Facebook)は米国時間12月20日、同社プラットフォームのユーザー名とパスワードを盗むフィッシング攻撃を阻止するため、訴訟を提起したと発表した。
カリフォルニア州北部の連邦裁判所に提出された訴状によると、2019年以降、Facebookや「Instagram」「Messenger」「WhatsApp」のログインページを装ったウェブサイトが3万9000余り作成されたという。Metaは、その背後にいる者たちの身元を特定していないが、攻撃は同社のユーザーを騙し、ユーザー名とパスワードを入力させることを狙ったものだと述べている。
今回の動きは、世界最大のソーシャルネットワークを提供するMetaが、フィッシング攻撃の撲滅に取り組んでいることを示すものだ。フィッシング攻撃では、偽のウェブサイトや電子メールを作成し、人々を騙して個人情報を提供させようとする。
フィッシングなどのサイバー犯罪対策に取り組む非営利団体Anti-Phishing Working Group(APWG)は、7月に26万642件のフィッシング攻撃を確認したことを明らかにしている。同団体がこれまで報告した最高記録だ。APWGによると、フィッシング攻撃の件数は2020年から倍増しているという。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス