フードデリバリー大手のDoorDashは米国時間12月6日、家庭に日用品を直接届けるニューヨーク市での新サービスを発表した。まずは同市のチェルシー地区にある「DashMart」の新拠点を利用して、15分以内で「超高速」配達するという。今後数カ月でより多くの拠点を追加するとしている。
チェルシー地区の拠点は毎日午前7時から深夜2時まで営業し、食料品、家庭用品、冷凍食品、地元の産品を顧客に提供する。
DoorDashによると、新しい配達サービスはメインのDoorDashプラットフォームとは異なり、独立した請負業者ではなく従業員が運営する。新会社DashCorpsが現地で従業員を採用し、配送などを担う。DashCorpsにはフルタイムの従業員とパートタイムの従業員が混在し、あらかじめ設定されたスケジュールに沿って働くという。時給は15ドル(約1700円)以上で、チップも受け取れる。
DoorDashは、「この発表はDoorDashが創業時から追求してきたことの多くをまとめたものだ。それは、顧客を近所で最高の場所につなげること、小売業者に繁盛のためのチャネルとリソースを提供すること、当社のプラットフォームで収入を得ている人々に経済的な機会を提供することだ」としている。
対象地域では、DoorDashのアプリまたはウェブサイトから商品を注文できる。
DoorDash以外の企業もデリバリーサービスを拡大している。同社が日用品配送サービスのDashMartを始めたのは2020年8月のことで、以来激しい競争にさらされている。AmazonやInstacart、Uberといった競合はすでに即日配送のサービスをスタートしている。Walmartは最近、ドローンによる空からの食料品配達さえ立ち上げている。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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