日本ユニシスは12月6日、ウェブページの文章を読みやすいレイアウトへ変換する拡張機能「読書アシスト」を公開した。Google ChromeとMicrosoft Edge向けで、2022年2月28日まで無償で公開する。
日本語の文節を自動で判別し、文節ごとに視線をスムーズに誘導できるように変換する技術を搭載した拡張機能。速読などの特別な訓練なしで、プラグインでウェブサイトを読みやすいレイアウトに変換することで約1.5倍から2倍に向上できると謳う。
拡張機能では、ウェブページ内で「読書アシスト書式」への変換が効果的と判断したもののみ変換する。写真やタイトルなどの体裁は維持し、ページ全体の読みやすさも維持する。
ニュースサイトや情報サイトのほか、ウェブ契約書、社内ウェブサイトなどのHTML文書の閲覧での活用を想定しており、公式サイトではさまざまなジャンルの書籍で機能を試せる機能も2022年1月まで公開している。
実際に記者が過去記事で同機能を試用したところ、1.5倍から2倍の速度で読了したかは定かではないが、表示がやや右下がりで表示されることもあり、非常に目で追いやすくなっていた。
なお、Google Chrome(バージョン96.0.4664.45)では、変換完了までに約30秒ほど要し、数回失敗した。ウェブページやPCなどの環境にも依存するものと思われるが、文章量によってはそのまま変換せずに読んだ方が早いケースも考えられる。
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