半導体受託製造大手のGlobalFoundriesは米国時間11月30日、上場企業として初めてカンファレンスコールを開催し、2022年も半導体チップの製造に用いるウエハーの確保の問題に直面する見込みだとアナリストらに伝えた。
最高経営責任者(CEO)のThomas Caulfield氏は「2022年に重要な顧客に提供する商品の不足に引き続き対処しており、いかに生産を増やし、いかに適切なバランスと配分を実現するかという点を考えている」と述べた。
同社はAMDのほか、Qualcomm、NXP Semiconductors、Qorvo、Skyworks Solutions、さらに自前のチップ工場を持つサムスンを含む、世界トップのチップメーカーから製造を受託している。
GlobalFoundriesは10月、あらゆる製品においてチップの需要が回復し、AppleやAmazonといった企業を揺るがすチップ不足が発生する中で上場した。
同社の最高財務責任者(CFO)David Reeder氏はアナリストに対し、「生産能力は限られている」一方で、「目前のかなり強い需要」があると語った。
Caulfield氏は、この四半期にウエハー生産能力を前年同期比で12%増やす見込みだと話した。独ドレスデンの工場では、生産能力を16%増やすという。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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