動物性食材を使わないとんこつラーメン--一風堂、「プラントベース赤丸Ver.2.0」

 力の源ホールディングスは、同社が展開するラーメンブランド「一風堂」において、動物性食材を使用せずにとんこつラーメンのようなコクや旨味を再現した「プラントベース赤丸Ver.2.0」を12月4日から国内11店舗限定で販売する。

 販売するのは、九州の1店舗(大名本店)、関東の7店舗(恵比寿店、新宿アイランドタワー店、ルミネエスト新宿店、池袋店、銀座店、浅草橋本舗、湘南SEASIDE)、中部の1店舗(名古屋本店)、関西の1店舗(堀江店)、北海道の1店舗(一風堂KAY札幌ステラプレイス店)の計11店舗。12月4日より、各日15杯の限定で販売される。なお、無くなり次第終了となる。価格は1100円(税込)。

 今回販売を開始する「プラントベース赤丸Ver.2.0」は、2021年2月に期間限定で販売した「プラントベース赤丸」をバージョンアップさせた商品。スープは、豆乳を使用したスープベースや昆布出汁、ポルチーニ茸などを使うことで、とんこつスープのようなまろやかさ、旨味、コクを再現。

 
 

 麺に関しても、小麦粉の他に食物繊維や全粒紛などを使い、なめらかなすすり心地と歯切れの良さがあり、そしてプラントベースのスープと相性が良い麺を自社で開発したという。

 前回のプラントベース赤丸との大きな違いはチャーシュー風のトッピングとなり、ひよこ豆など3種類の豆、高野豆腐、大豆ミート、刻みれんこんなどを使用。ふわりとした食感の中に刻みれんこんの歯応えをプラスし、食感の違いが楽しめるように仕上げている。

 加えて、醤油、ガーリックオイル、オリーブオイルを塗り、バーナーで炙ってからラーメンにのせて提供するため、ほんのり香ばしさも感じられるという。

 この他トッピングとして、3種類のきのこをソテーした「キノコMIX」、ねぎ、もやし、辛味噌、香味油を使用している。

 ただし、動物性食材を使用した商品と同じ調理場で作っているほか、卵を使用した麺と同じ釜で麺を茹でているという。

 また、同日から一風堂オフィシャルオンラインストアで、乾麺タイプの商品「一風堂プラントベースラーメン白丸・赤丸(2人前)」の販売も開始する。価格は1080円(税込)。

 
 

 スープは、プラントベース赤丸Ver.2.0同様に動物性食材不使用で、ねりごまや野菜エキスなどを使い、まろやかさを再現。麺も卵などの動物性食材不使用となっており、白丸、赤丸どちらの商品としても食べられるように、赤丸に使われる「香味油」と「辛味噌」を1袋ずつ同梱している(いずれも動物性食材不使用)。

 同社によると、2月に販売したプラントベース赤丸は、一風堂として初めて本格的なプラントベースのラーメンの販売となったが、「まるで豚骨スープのような」スープを動物性食材不使用で開発したという点で、販売前から大きな反響があったという。

 終売後も再販や通販での販売を希望する声があり、今回店舗での再販と通販を同時に実施することになった。

 今後は、プラントベース赤丸の白丸版も一部店舗で販売するなど、プラントベース商品の開発を継続して行っていくとしている。

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