Arentは11月24日、SBIインベストメントをリード投資家とし、新規投資家を引受先とした12億円の第三者割当増資、および、みずほ銀行、りそな銀行などの金融機関から約7億円の融資を実施し、合計約19億円の資金を調達したと発表した。Arentはこれまで、約10億円の資金調達を実施しており、今回の調達により、累計調達額は約29億円となる。
Arentは、2012年7月に設立し、DXコンサルティングおよび新規事業創出、自社プロダクトの開発、販売を展開。本社機能を持つ東京都中央区と、同社の主要エンジニアが多く在籍する静岡県浜松市にオフィスを構え、フルリモート、フルフレックスでの開発と、世界採用を推進している。
Arentによると、巨大産業のDX並びに新規事業創出に取り組む中で、デジタルビジネスへの考え方、事業創造のプロセス・働き方に対して、生産性向上の余地が大きい日本の企業と、いわゆるシリコンバレーのスタートアップ企業の考え方には、大きな隔たりがあると実感。その主な要因の1つとして、日本企業に所属する人材に「価値創造型エンジニア」が少ないこがあると分析している。
今回の調達資金は、エンジニアやPMの採用強化、および「BIM/CIMの自動設計SaaS」や「配管の自動設計・積算SaaS」など、自社プロダクトの開発にあて、複雑かつ困難な社会課題を解決するための体制を、より一層強化するとしている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス