サンフランシスコを拠点としてインターネットやテレビ、ラジオ放送の歴史を保存している非営利団体Internet Archiveが、設立から25周年を迎えた。現在、ウェブページ4750億件、書籍とテキストのスキャンデータ2800万件、オーディオ録音1400万件を保存し、保存データ量は合わせて70ペタバイトを超える。
創設者のBrewster Kale氏によると、今後数十年のうちに10億人の人が書いたものを収集できるという。
同氏は次のように述べている。「今は、デジタル文化遺物の収集や保存、共有を続けるのにこれまでにないほど支援を必要としている」「広告モデルではなく、利他主義を原動力とするプラットフォームとシステムは実現可能だ。われわれは多くの勝者がいる世界を実現できる。人々はそのような世界で、参加し、学び、新たなコミュニティーを見つける」
Internet Archiveは現在、寄付額の2倍が上乗せされるマッチングギフトキャンペーンを実施している。たとえば、10ドルを寄付すると、上乗せされた金額と合わせて30ドルが寄付される。
Internet Archiveは、実際に所蔵している数よりも多くの書籍をデジタルコピーという形で貸し出せる能力をめぐって、大手出版社4社と法廷で争っている。電子フロンティア財団(EFF)は、同団体の弁護を支援している。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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