キヤノン、静止画・動画を自動撮影するカメラ「PowerShot PICK」を発売へ

 キヤノンは11月9日、独自のアルゴリズムにより、自動で被写体の認識や追尾、構図の調整を行い、静止画・動画を撮影できる自動撮影カメラ「PowerShot PICK」を11月末に発売すると発表した。公式オンラインショップでの販売価格は、4万5980円(税込)。カラーは、ホワイトとブラックの2色を用意する。


 同製品は、電源を入れて置いておくだけで、周囲にいる人物の顔を自動で認識し、適切な構図で自動撮影してくれるカメラ。クラウドファンディングサービス「Makuake」を通じて、先行販売を1月29日に実施しており、4500人が購入した人気商品だ。


 同社によると、「撮影者が構えて撮影する」という従来の撮影の概念を覆し、カメラが専属フォトグラファーのように「自動で撮影してくれる」という新たな撮影スタイルを提供する製品になるという。

 独自のアルゴリズムにより、周囲の人物の顔を自動で認識。被写体の顔の位置・大きさなどに基づいた構図の自動調整や、被写体の表情などを考慮した自動撮影が可能。さらに、撮影データから自動で抽出されたおすすめの静止画や動画が楽しめる。


 自動撮影により、その場にいる全員が被写体になるとともに、カメラを意識しない自然で豊かな表情や思いがけない瞬間の撮影が可能。同社では、家族との日常の記録や、グループでのイベントの撮影など、さまざまな撮影シーンで活用を想定する。


 また、パン・チルト・ズーム機構を搭載しながら、サイズは、約56.4mm×81.9mm、約170g(記録メディア含む)の小型・軽量ボディを実現。気軽に持ち運ぶことができ、旅行やアウトドアなどさまざまなシーンで使用できるとしている。


 さらに、音声コマンドによるハンズフリー操作に対応(例:静止画撮影→Hello PICK!、写真撮って!)。静止画・動画の撮影や被写体の変更などを、音声によって操作できる。


 スマートフォン専用アプリ「Connect app for Mini PTZ Cam」(iOS/Android)を利用して、スマートフォンとの連携が可能。撮影された静止画・動画の閲覧や、撮影条件のカスタマイズ、カメラのリモート操作などに対応する。

 撮像素子は、1/2.3型CMOSセンサー 有効画素1170万画素。焦点距離は、19〜57mm(35mm判換算)。ズーム倍率は、光学3倍/デジタル最大4倍。手ブレ補正機構は、パン・チルト鏡筒制御による手ブレ補正、動画電子IS。


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