Appleでソフトウェアエンジニアリングの責任者を務めるCraig Federighi氏は、ポルトガルのリスボンで登壇し、同社の人気アプリストア「App Store」の運営方法や、「iPhone」「iPad」での厳しい管理ポリシーを擁護した。Appleの幹部が自社のプレゼンテーション以外の公の場でスピーチするのは珍しいことだ。Federighi氏はこの場で、サイドローディングでスマートフォンのセキュリティが損なわれる恐れがあるという同社の主張を繰り返した。
「完全なセキュリティシステムなど存在しない」とFederighi氏は現地時間11月3日、年次イベント「Web Summit」に集まった聴衆に向けて語った。しかし、欧州連合(EU)のデジタル市場法(Digital Markets Act:DMA)の条項として検討されている、App Store以外からのアプリのインストールを可能にするようAppleに強いる取り決めが現実のものとなれば、状況はさらに悪化すると同氏は主張した。
「これまで構築してきた保護機能を絶えず向上させることで、われわれは悪人たちに何とか一歩先んじてきた。簡単に言えば、iPhoneのセキュリティはうまく機能している」とFederighi氏は言葉を続けた。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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