JVCケンウッドは10月20日、ビクターブランドから完全ワイヤレスイヤホン「HA‐FW1000T」(想定税込価格:3万9600円前後)を発表した。木の振動板を採用したウッドシリーズ初の完全ワイヤレスモデルになる。発売は11月上旬。
HA‐FW1000Tは、「新開発ウッドドームカーボンドライバー」を搭載し、ディテールの再現性と空間表現を実現。有線モデル同等の音質を目指した。ビクタースタジオのエンジニアが音質を監修した「Tuned by VICTOR STUDIO」モデルで、小型の完全ワイヤレスながら口径11mmのドライバーを内蔵。イヤホン本体内部には、音響空間も確保する。
独自の「K2テクノロジー」も備え、CD音源や圧縮音源も音源信号を復元し、ハイレゾ相当まで拡張して原音に近づける、高音質化を実現。イヤホン本体でK2テクノロジーのオン、オフ切り替えが可能だ。
Qualcommアダプティズノイズキャンセリングを採用し、本体に内蔵したフィードフォワードとフィードバックの2つのマイクで周囲の騒音を抑制。新開発となる「スパイラルドットPro」イヤピースをあわせて使用することで、パッシブのノイズキャンセリング効果も高めたとしている。
イヤホン本体にはQualcomm cVcノイズキャンセルテクノロジーとMEMSマイクを採用し、ハンズフリー通話もサポート。イヤホン側で通話マイクのオン、オフができるほか、マイク着用時の声のこもりを補正する「新マスクモード」も備え、クリアな通話ができるとしている。
再生、一時停止、K2テクノロジーやマスクモードのオン、オフ、ボリューム調整などすべての基本はイヤホン部をタッチすることで操作することが可能。専用アプリなどは用意せず、スマートフォン以外とつなげてもフル機能で使えることを目指したとしている。各種操作はタッチ回数によって使い分けており、操作音が聞こえるほか「ノイズキャンセリングオン」など、声でのサポートもある。
イヤホン本体で最大約9時間、充電ケースで最大約18時間の使用が可能。対応コーデックはSBC、AAC、aptX、aptX Adaptive audioになる。
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