置き配バック「OKIPPA」などを手がけるYperは10月19日、新規事業として自社開発する自律走行型配送ロボット「LOMBY(ロンビー)」による中山間地域での実証実験を広島県北広島町で開始すると発表した。期間は10月25~29日、1日4便の頻度で運行する。
LOMBYはセンサー情報から最適な配達ルートを自律走行する自動配送ロボット。宅配物と生鮮品などの自動混載機能が特徴で、離れた複数地点に設置されたステーションにあるボックス間配送の完全自動化の実現を目指している。機体サイズは幅67cm×奥行き102cm×高さ105cm。
今回の実証実験では、北広島町のショッピングセンターサンクスから北広島町役場までの約300mを往復で走行する。平均速度は時速3kmで、走行ルートに公道は含まれない。
実証実験はLOMBYの走行性能検証だけでなく、自律走行型配送ロボットを買い物支援として運用するための収益モデルの検証も兼ねる。インターネットでショッピングしたものと店舗の買い物を混載し、自律走行型配送ロボットで配達。利用者がまとめて受け取れることで、物流サービスの効率向上と利便性を両立させる。
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