「CEATEC 2021 ONLINE」が、2020年に続き完全オンラインで開幕した。10月19~22日まで開催され、会期終了後もオンデマンドとして11月30日まで視聴が可能。オンラインでの登録が必要になるが入場は無料だ
出展申込者数は314社/団体(2020年は356社/団体)。その内、スタートアップ/大学研究機関は128社/団体、海外からは85社/団体が参加する。「CEATEC Toward Society 5.0 with the New Normal(ニューノーマル社会と共に歩む CEATEC)」を推進スローガンに、ニューノーマルとは何かを考え、共創する場と位置づけ、会期中15万人超の来場者を見込む。
CEATEC エグゼクティブプロデューサーの鹿野清氏は「2021年のCEATECは、リアルとオンラインを組み合わせた開催形式を予定していたが、出展者、来場者の方の安全を考え、6月に完全オンラインへと変更した。今回は、9月からプレイベントを開催し、10月のメインイベント、11月のアフターイベントと3カ月に渡る長丁場になる。プレイベントでは3万人以上の方にご聴講いただいた」と、新たな試みを取り入れた2021年について現状を説明した。
CEATEC 2021 ONLINEには、企業エリア、Society 5.0エリア、Co-Creation PARKと3つの展示エリアを用意。トップページには、画面中央に動画を設置し、会場の見方を案内。画面右に各社展示コーナーとなる「EXHIBITION」、左に「CONFERENCE」の入り口を設ける。
EXHIBITIONの下にある、展示エリア名から入場ができ、企業ロゴをクリックすると各ブースに入れる仕組み。エリア内は展示数によって「PREMIUM」「STANDARD」「BASIC」に分かれているほか、キーワードや、カテゴリーからの検索も可能だ。企業ページ内には、来場者と説明者が直接話せるチャット機能も用意しているとのこと。このほか、テキストベースでの問い合わせや資料のダウンロード機能などもそなえる。
2020年のオンライン開催では、入場登録が正常にできないといったトラブルが発生したが、「2021年では、プレイベントを開催していることもあり、事前の入場登録が進んでいる。2020年は大変ご迷惑をおかけしたが、プレイベントを開催することで、早めの事前登録に貢献できたと感じている」(鹿野氏)とコメントした。
10月18日には「CEATEC AWARD 2020:総務大臣賞・経済産業大臣賞・部門賞」も決定した。総務大臣賞にはNECの「NECが目指す未来のまち ~スーパーシティ」、経済産業大臣賞には東芝の「フィルム型ペロブスカイト太陽電池」が選出されている。
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