CEATEC 実施協議会は10月20日から開催した「CEATEC 2020 ONLINE」でのアクセス障害について説明した。2019年比で4倍程度となる想定外の同時アクセスがあったため、入場登録が正常に行えない状況が発生したとしている。
同日の10時に開幕したCEATEC 2020 ONLINEは、9時30分から13時にかけて、入場登録サイトに対するアクセスが集中し、アクセス障害が発生。入場登録が正常に行えない状況になった。
発生原因は、入場登録サイトへ想定外の同時アクセスがあったため、入場登録サイトのサーバーが高負荷状態になり、正常な登録フローを実施できなくなってしまったとのこと。CEATEC ONLINE(展示会場)へのログインは入場登録サイトと連携しており、高負荷状態で連携用のAPIが正常に動作しなくなったとのこと。結果、高負荷状態で正常に登録できないユーザーがリロード要求を繰り返し、さらに入場登録サーバーの負荷が一層増大し、2019年最大負荷時の10倍以上となってしまったことで、復旧に時間を要したとのことだ。
対策内容として、入場登録サーバーを増設、入場登録を行う各サーバーの処理数を上げられるようチューニング、各ユーザーの(ログイン)セッション管理方式を変更、必要な入場登録サーバーとデータベースの追加設置および設定変更を挙げている。
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