Hyundai(ヒュンダイ)グループの自動車部品メーカーであるHyundai Mobisは、折り畳んで格納しておける自動車用のハンドルを開発した。
この折り畳み式ハンドルの形状は、一般的な自動車に取り付けられている円形のハンドルとまった異なる。飛行機の主翼のように、水平方向へ伸びたレバーが左右に1つずつあり、これを握って操舵するらしい。使わないときは、レバーを内部へ入れ、ハンドル本体をダッシュボード内へ格納できる構造をしており、前後方向へ25cm動かせるという。
ハンドルとタイヤは機械的に接続せず、ステアバイワイヤー(Steer by Wire:SBW)方式を採用。ハンドルの操作は電気信号で伝え、タイヤの向きを操作に応じて変える。逆に、タイヤが受けた力も電気信号を介してハンドルに伝え、路面の情報をドライバーへ返す。
停車中や自動運転中など操舵が不要なときにハンドルを格納すると、車内の空間を有効活用したり、運転席にゆとりを設けたりできる。シートの配置など、従来と異なる車内デザインが可能だろう。
「自動運転車が普及した未来」のコンセプトビデオ(出典:Hyundai Mobis/YouTube)
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