Atlas VPNは、世界各地で実行された分散型サービス妨害(DDoS)攻撃に関する調査結果を発表した。2021年上半期の攻撃回数は540万回弱で、過去最多。前年同期に比べ11%増えた。
全体の半数強に相当する280万回が、攻撃用として悪用されたPC群によるボットネットからの攻撃だった。また、1%弱に相当する約4万1000回は、商用VPNサービスを標的にしていた。
地域別では、欧州/中東/アフリカ地域(EMEA)が200万回強でもっとも多い。2021年6月に発生した上半期最大規模のDDoS攻撃は、ドイツのISPを狙い、毎秒1.5テラバイトの通信帯域が消費されたという。
ワースト2以下の地域は、北米(約126万回)、アジア太平洋地域(約119万回)、中南米(約56万回)。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」