ヤフーは9月3日、LINEを活用して余剰ワクチン情報を通知する「ワクチン接種キャンセル枠お知らせサービス」が東京都内6つの医療機関でスタートしたと発表した。
同サービスは、LINEで事前に友達追加し、希望する地域などを登録することで、連携する新型コロナワクチン接種会場において発生した当日キャンセルによる余剰ワクチン情報を通知・接種予約を可能とするものになる。対象年齢は、18歳以上。
現在、ワクチン接種を希望していても予約ができず、接種ができない人がいるにもかかわらず、直前のキャンセルなどによるワクチン廃棄が課題となっている。
厚生労働省によると、新型コロナウイルス感染症に係る予防接種における職域接種のワクチン廃棄は、全国48会場において総廃棄数量8090回分にもなるという(7月末時点)。
このような背景から、当日キャンセルされたワクチンの有効活用を目的に、同サービスの提供を7月20日より開始。これまでに、港区乃木坂会場、仙台会場、札幌会場で先行導入され、廃棄されるはずだったワクチンの有効活用をサポートしてきた。
今回、港区虎ノ門、港区六本木、港区赤坂、渋谷区東、新宿区西新宿、台東区上野にある6つの医療機関にも同サービスの導入が開始され、合計9会場での対応が可能となった。
同社では、同サービスの提供会場を順次拡大していく予定だという。
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