ようやくのことで、有名なハッブル宇宙望遠鏡(古いことでも有名だ)の強力な後継機である次世代のジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(James Webb Space Telescope:JWST)がついにテストを完了し、梱包を経て発射地点に輸送する準備が整った。これで、大幅に遅れていたこの宇宙望遠鏡のToDoリストに大きなチェックマークが付いた。
米航空宇宙局(NASA)は米国時間8月26日、テストの完了を発表し、「JWSTの多くのテストやチェックポイントは、世界で最も複雑なこの宇宙科学望遠鏡が宇宙空間に入って以降、間違いなく設計どおりに動作するよう計画された」と述べた。
JWSTは、NASA、欧州宇宙機関、カナダ宇宙庁の共同プロジェクトだ。その目的は、宇宙の起源の謎を探り、過去に目を向けることで、星や惑星、銀河の成り立ちを解明することにある。
NASAは一時、JWSTを2007年に打ち上げることを目指していたため、テスト終了に2021年までかかったことで、長い道のりとなった。
JWSTは2021年秋、早ければ10月31日にも、「Ariane 5」ロケットで打ち上げられる予定となっている。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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