ビットキー、スマートロックでロボットのセキュリティドア通行をサポート

 ビットキーは8月25日、QBIT Roboticsが行った「異種複数台の自動搬送ロボットとロボットアームを用いた館内配送集荷サービス」の実証実験への技術協力を発表した。

自動搬送ロボットによる館内配送・集荷サービスの実証実験
自動搬送ロボットによる館内配送・集荷サービスの実証実験

 実証実験は、QBIT Roboticsが複数メーカーの自動搬送ロボット群とロボットアームをクラウドで統合した大規模オフィスビル向け館内配送集荷サービスを開発し、ビルや配送事業者、ビルテナントなどの協力を得て実施したもの。

 実証実験では、6月2日から7月2日までの期間、東京・港区虎ノ門の城山トラストタワーにおいて、ビルの荷捌き場から各テナントの入居階まで、エレベーターを使用してロボットが移動し、集荷・配送を行った。

 ビットキーは、ビル内に複数存在するセキュリティ付自動ドアをロボットが通過する際の認証・解錠を行うために、同社のスマートロック「bitlock GATE」と、コネクトプラットフォーム「workhub」、スマートロックとインターネットの接続を行う中継機「bitlink(ビットリンク)」の技術で協力をしている。

 ロボットがセキュリティ付自動ドア前にてworkhubへ解錠リクエストを送信すると、workhubがセキュリティ付自動ドアと連携したbitlock GATEへ、ネットワーク中継機のbitlink経由で解錠リクエストを送信。bitlock GATEがリクエストと解錠権限を照合・解錠し、開いたドアをロボットが通過する流れだ。

 ビットキーによると、同社の技術がロボットと連携するのは今回が初の試み。今後は、実験で得た課題を解消し、2021年中にセキュリティ付自動ドアも通過可能な館内配送集荷サービスとして、両社協力の上、ビルへの提供を進めるとしている。

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