Next Commons Labとイーネットワークシステムズが運営する「SOCIAL ENERGY」は8月24日、新たに「ほたる電力」「haccoba電力」の2サービスを開始した、電力サービス提供数は合計11となる。
SOCIAL ENERGYは、「地域の自律的な活動を支えるエネルギー」をコンセプトとした、電力サービスのプラットフォーム事業。企業や団体など、地域のために活動している地域プレイヤーが独自の電力プランを持ち、継続した販売収益を得るとともに、収益の一部を地域活動のために還元する仕組みだ。
加入者は、電気の契約を切り替えるだけで地域プレイヤーを支援することが可能。3月のサービス開始以降、さまざまな事業者が参画し、今回新たに2つの電力サービスが加わることでサービス提供数は11となり、サービス開始時に目標として掲げていた電力サービスの提供数を達成したという。
ほたる電力は、観光事業の受け皿がなかった徳島県吉野川市で、有志が完全民間資本で立ち上げたkittamuが運営。kittamuは、観光協会としても機能しながら、「コミュニティとビジネスの力を使って公的な領域の問題点を解決する」をテーマに、吉野川市のあらゆる課題解決に取り組んでいる。
haccoba電力は、東日本大震災に伴う原発事故の避難で、一時「人口がゼロになった福島県南相馬市を法人所在地とするhaccobaが運営。haccobaは、福島浜通りで酒蔵を営みながら、「原発事故後の周辺地域のまちづくり」や「エネルギーと気候変動に関する課題」などを、身近に感じてもらうことを目指している。
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