レビューサイトのYelpは米国時間8月5日、レストランなどの店舗が顧客に対し、新型コロナウイルスのワクチン接種条件を伝えるための新しい手段を追加した。各種店舗がプロフィールページに、(入店時に)「ワクチン接種証明が必要」かどうか、また、「すべての店員がワクチン接種済み」かどうかの情報を、無料で追加できるようにした。
デルタ変異株の感染拡大が続く中、一部の店舗や都市では、従業員やコミュニティーを守るための新たな対策が講じられている。ニューヨーク市は今週に入り、レストラン、ジム、劇場などの屋内施設に入る際に、ワクチン接種証明の提示を義務付けるとした。
Yelpは、ワクチン接種条件をめぐって批判を受ける可能性のある店舗を守るため、ワクチンに関する新しい情報(Yelpはこれを「属性」と呼んでいる)を追加したページを、モニタリングするという。
同社によると、店舗での実体験よりも、新型コロナウイルスのワクチン接種に対する人々の態度を取り上げたレビューが増えているという。それによってその店舗に世間の関心が集まると、「レビュー爆撃」につながる場合がある。
Yelpは1月以降、そうした事例に関連して、100を超える「通常と異なるアクティビティーに関するアラート」をページに配置し、4500件近いレビューを同社のコンテンツポリシーに違反しているとして削除したという。
レストランなどの店舗は、ワクチンに関する情報をYelpプロフィールに必ずしも追加する必要はない。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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