「Mac Pro」のGPUオプションに「Radeon Pro W6000X」シリーズが追加

Lori Grunin  (CNET News) 翻訳校正: 湯本牧子 高森郁哉 (ガリレオ)2021年08月04日 13時04分

 Appleは米国時間8月3日、「Mac Pro」の上位のGPUオプション「Radeon Pro Vega II 」シリーズを、より新世代で「RDNA 2」ベースの「Radeon Pro W6000X」シリーズに置き換え始めた。既存のユーザーは今後もRadeon Pro Vega IIおよび「Radeon Pro Vega II Duo」モジュールを購入できる。新たな構成オプションには、引き続き旧型の「Radeon Pro 580X」と前世代の「Radeon Pro W5000X」シリーズも含まれる。

Radeon Pro W6800X Duo
Radeon Pro W6800X Duo
提供:Apple

 「Radeon RX 6800」と「Radeon RX 6900」のアーキテクチャーは、高解像度のデジタルアセット(コンテンツ)に対応できるように最適化されており、リアルタイムレンダリング、インタラクティブな3Dの応答性、動画編集などで、Mac Proが確実に高速化するとうたっている。Appleによると、レンダリングソフトウェア「Octane X」では最大84%のパフォーマンス向上、3DCGソフトウェア「CINEMA 4D」での3Dインタラクションでは最大26%のフレームレート向上、ポストプロダクションソフトウェア「DaVinci Resolve」では最大23%のパフォーマンス高速化が可能だという。

 これらのモジュールは、PC向けの「Radeon Pro W6000」シリーズと類似の(若干の違いがある)GPUをベースにしており、同じ80個または60個の「Compute Unit(CU)」(それぞれ64個の「Stream Core」を搭載)、GPUあたり128GBの「Infinity Cache」、同じ256ビットのメモリーインターフェースなど、基本的な構成は同じだ。また、GPU間の通信には同様にPCIバスを介さない「Infinity Fabric」を採用しており、これはDuoにとって大きな意味を持つ。十分なオンチップキャッシュ容量も備えており、これはプロのクリエイティブなワークフローに関連して大容量のデータを管理する上で必要となる。

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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