Amazonは、英国におけるドローン配送プロジェクトを大幅に縮小し、「Prime Air」部門の一部を解散して100人以上の人員を削減したと報じられている。
そのチームにこの数年間所属していたという人々がWired UKに対し、同部門内の問題について語った。プロジェクトをよく知らないマネージャー、職場で飲酒する従業員、コスタリカで自分の後任者のトレーニングを強いられる従業員などがいたという。
Amazonは米国時間8月3日、英国におけるPrime Airの運用を継続するが、各種プロジェクトの進行とともに試験地域を移行するのは企業として一般的なことだと述べた。Prime Airは現在、研究開発段階から運用段階へと移行しており、Amazonは、ドローンで30分以内に顧客に商品を届けることを目指した取り組みを、今でも継続している。
Amazon以外にも、DHL、UPS、Wing(Google Xから独立した企業) など、多数の企業がドローン配送を実験している。その概念が初めて主流メディアの関心を集めたのは2013年ごろだが、ドローン配送を日常的に行うというビジョンは、まだ実現していない。
Amazonは、英国でどれだけの人員を削減したかを明らかにしなかったが、一部の従業員をPrime Air部門から別の部門に異動させたことは認めた。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」